【No.8】― 冬休みの宿題は、”最強の復習教材” ―

― 冬休みの宿題は、”最強の復習教材” ―
▼冬休みと聞いて思い浮かぶのは「宿題の多さ」ではないでしょうか。年末年始もあり、気持ちも落ち着かない。結果として宿題を後回しに――そんな高校生も少なくありません。でも実は、この冬休みの宿題、数学にとってとても価値のある教材なのです。

▼多くの高校で出される数学の冬休み宿題は、1学期・2学期の内容を広く扱っています。重要な単元が一通り含まれ、基礎〜標準レベルが中心。つまり数学の理解を整理し直すのにちょうどよい構成。新しい問題集を探さなくても、見直しに適した教材がすでに手元にあるのです。

▼普段の学校生活では授業はどんどん進みます。課題や小テスト、定期試験に追われる中で「分からないところを立ち止まって確認する時間」は不足しがち。テスト前も「とりあえず解けるようにする」形になりやすく、理解があいまいなまま次に進んでしまいます。

▼こうして考え方が十分に整理されないまま学習が積み重なっていく――これが数学に苦手意識を持つ大きな要因です。冬休みは学校の授業が一度止まる時期。この”進まない時間”があることで、これまで学んだ内容を落ち着いて見直す余裕が生まれます。

▼宿題に取り組む中で、すぐに解ける問題、なんとなく解いている問題、手が止まる問題が自然と分かれてきます。特に「手が止まる問題」は能力の問題ではありません。考え方・理解がまだ十分に整理できていないサインです。ここに気づけること自体が冬休みの大きな意味になります。

▼冬休みの宿題はただ終わらせればいいものではありません。答え合わせで終わらせない、止まった問題をそのままにしない、解説を読んでも納得できないところを大切にする。「解説を読んでも腑に落ちない問題」は、考え方を丁寧に整理する必要があるポイントです。

▼宿題はできる・できないを分けるためのものではなく、考え方・理解度を確認するための道具として使うことで価値が高まります。冬休みは数学を一気に進める時期ではありません。その代わり、これまで学んだ内容を落ち着いて見直し、理解のあいまいさを減らすには最適な期間です。

▼冬休みの宿題は「やらされるもの」ではなく「これまでの学習を整理するための材料」。少し見方を変えるだけで、春からの数学はずっと取り組みやすくなります。

二神理数塾では、Zoom個別指導を通して冬休みの宿題をそのまま復習教材として活用しています。